FEATS DON’T FAIL ME NOW / LITTLE FEAT

1. Rock And Roll Doctor

2. Oh Atlanta

3. Skin It Back

4. Down The Road

5. Spanish Moon

6. Feets Don’t Fail Me Now

7. The Fan

8. Medley : Cold Cold Cold/Tripe Face Boogie

※曲目はオリジナルアルバムの曲目を紹介しております。

※発売時期や国によって多少ジャケットが異なりますので、ご了承ください。ジャケット・デザインはネオン・パーク。今回のジャケットはそれほど面白みがないが、自動車に乗っている人がよく見るとマリリン・モンローとジョージ・ワシントン?

 アルバム・プロデュースは今回もローウェル・ジョージ。「FEATS DON’T FAIL ME NOW(アメイジング!)」は1974年発表。バック・コーラスにボニー・レイットやエミール・ハリスが参加しています。

 実はローウェルはバンドをダブル・ドラムにしようとしたらしいですが、リッチー・ヘイワードが怒って一度脱退しましたが、ローウェルがなだめて和解してもとのメンバーでこのアルバムを録音したそうです。

 前回は暗い目でアコースティックっぽいサウンドが多かったのに対して、このアルバムはアップてテンポが多く、楽しい曲調なので、一般ウケはこっちのほうが大きいでしょう。

 1曲目“Rock And Roll Doctor”・・・ローウェル・ジョージとマーティン・キビーの共作。ディストーションの効いたポール・バレルのギターで始まる曲。ローウェルのボーカルとボトルネック・ギターがさえています。

ジョージア州の女は、具合が悪かった
彼女は昼間はいつも高熱が出て、夜は寒さで震えてる
そして事態はさらに悪化して、ただならぬ容態になっちまった
こんな時にそれを治せる男なんて滅多にいやしない
ハートとこころを癒やせる医者なんて

もしもあんたがブギーのビートが効いた田舎がお好みならば
そのお医者さんこそあんたが会うべき男
もしあんたがダンスサウンドがお好みなら、
その医者は疲れ知らずさ
あんたがホンマにいい感じと思いたいのなら
ロックンロール・ドクターに是非ともアドバイスを受けましょう

そこはほんまに田舎町やけど
遠くから車でこのモーリンに患者さんはやって来る
ナガドーチェスからニューオリンズへ
おんぼろの車やリムジンに乗って、
こころの熱いドクターに会いに
この人こそホンマもの・・・

これは「SALIN’ SHOES」に収録されていた“Teenage Nervous Breakdown”とまるっきり逆パターンの曲ですね。

 2曲目“Oh Atlanta”・・・ビル・ペイン作。ボーカルもビル。ホンキー・トンク調のピアノでササン・ロックっぽい。シングルカットされたが、あまりヒットしなかったようです。

 3曲目“Skin It Back”・・・ポール・バレルの作。ボーカルもポール。ニューオリンズの香り漂うファンキーなサウンド。ポールとローウェルの2本のギターの絡みがいいです。

 4曲目“Down The Road”・・・ローウェル作。ローウェルのボトルネック・ギターがうねっている感じです。この曲を聴いていると、セカンド・ギターを入れたのは正解だったと思います。ローウェルが落ち着いて歌えるし、バリエーションも豊富だし。

 5曲目“Spanish Moon”・・・ローウェル作。メンフィスっぽいホーンセクションが入ります。これもニューオリンズ・ファンクなんだけど、思わず踊りたくなるようなシャッフル・リズムがいいです。この曲だけヴァン・ダイク・パークスのプロデュース。

 6曲目“Feets Don’t Fail Me Now”・・・ポール、ローウェル、フレッド・マーティンの共作。珍しく誰がリード・ボーカルを取るということなく進む楽しい曲です。アルバム・タイトルは“feats”曲名は“feets”になっていることにご注意!

 7曲目“The Fan”・・・ローウェルとビルの共作。ローウェルがリード・ボーカル。ポールのギターがかなりフュージョンしてます。

 8曲目“Medley : Cold Cold Cold/Tripe Face Boogie”・・・2枚目のアルバム「SALIN’ SHOES」に収録されていた曲をメドレーで再録。かなり前回と違う趣きで臨場感もあります。この曲もかなりフュージョンっぽくなっており、聴き応え十分です。

 このアルバムはかなりセールスもあがり、やっと成功の道が見えて来たLITTLE FEATですが、ローウェルは他のメンバーとの衝突が多くなり、メンバーの待遇に配慮しないといけないストレスから、この頃から次第にオーバー・ドラッグ、オーバー・アルコールとなっていくようです。