IN THE ABSENCE OF PINK-KNEBWORTH 85/DEEP PURPLE

1. Highway Star

2. Nobody’s Home

3. Strange Kind Of Woman

4. A Gypsy’s Kiss

5. Perfect Street Rangers(inc Lazy~Drums Solo)

6. Knocking At Your Back Door

7. Space Truckin'(inc. Difficlt To Cure)

8. Speed King

9. Black Night

10. Smoke On The Water

※曲目はオリジナルアルバムの曲目を紹介しております。

※日本盤は全く発売されていません。イギリスのネブワース(大規模の野外ロック・フェスティバルが行われることで有名)で1985年6月22日に行われたフェスティバルの模様(PURPLEはこの日ヘッドライナーとして登場)を収録したもの。この時の模様はBBCが録音しており(この年唯一のイギリス公演)、それを音源に1991年にイギリスで発売されました。
 当日は雨模様らしく傘を差した観客の写真がジャケットにも載っています。5曲目の“Perfect Street Rangers”はもちろん“Perfect Strangers”のことですが、イアン・ギランがサッカー・チームの名前をもじってこのように曲紹介をしているので、そのままクレジットされているしゃれっ気もあります。
 来日公演(1985年5月)と近いため、日本公演を観た人には懐かしいと思います。

第5期DEEP PURPLEのオフィシャルなライブ・アルバムは他に「Nobody’s Perfect(ノーバディ・パーフェクト)という1987年のワールド・ツアーを収録したものもありますが、このアルバムはオーバーダビングが多く、臨場感も少なく、曲によっては収録日が違うものをつなぎ合わせたものもあり、ライブの臨場感が少なく、選曲もよくないためオススメしません。

 1曲目“Highway Star”・・・バッハのトッカータのイントロから始まるこの頃のツアー。やっぱり1曲目はこの曲で決まりですよね。リッチー・ブラックモアがソロで弾きまくっています。ギランもこの頃はギターと一緒にギターのフレーズを歌っています。
 そうえいば85年の来日公演ではかなり指に負担がかかっていたのか、リッチーはハードな曲をプレイしたあとは、手を下に向けて振るしぐさをよくしていたので心配でした。その後も問題なくギターを弾き続けていたので、それほど問題はなかったのだとは思いますが。

 2曲目“Nobody’s Home”・・・1曲目で一気に盛り上がりその流れでこの曲。ギランのシャウトでさらに盛り上がります。

 3曲目“Strange Kind Of Woman”・・・間奏のリッチーとギランの掛け合いでは、ギランが昔、参加した企画アルバム“Jisus Christ Super Stars”のフレーズをリッチーが弾いてギランに敬意を表しています。ギランのシャウトもますますさえてます。

 4曲目“A Gypsy’s Kiss”・・・リッチーのブルージーなギター・ソロが続いてあと、アップテンポのノリのいい曲が始まります。この曲でもリッチーのギターが素晴らしいです。

 5曲目“Perfect Strangers(inc Lazy~Drums Solo)”・・・この曲は奥深い荘厳さを感じさせてくれる曲だとつくづく思います。
 Lazyではリッチーのギターの振りに合わせて他のメンバーが音を出さないといけないので、真剣にメンバーがリッチーを見ながら合わせています。
 イアン・ペイスのドラム・ソロですが、この人のドラミングは観た感じの派手さはないですが、正確かつ巧みですね。若い頃に比べるとおかずが少ないドラミングにはなって来てますが、熟練味はさらに出て来た感じ。ペイスはインタビューの時もすごく謙虚で、サポートに回っています。ドラマーってテクニックはすごい人多いのに、縁の下の力持ちって感じですよね。

 6曲目“Knocking At Your Back Door”・・・この曲の間奏のリッチーのソロも短いですが、味があります。

 7曲目“Space Truckin'(inc. Difficlt To Cure)”・・・“Difficlt To Cure”のインストロメンタルのあと、ジョンのインプロビゼーションが延々と続き、“Space Truckin’”へ。クライマックスにふさわしい曲です。

 8曲目“Speed King”・・・そういえばこのアルバムには「IN ROCK」の名曲“Child In Time”が入ってないのが残念ですね。しかし、日本公演ではプレイしなかった“Speed King”をやっているのは嬉しいですね。イギリスでは人気がとてもある曲だからでしょう。“Burn”のフレーズも少しだけ出て来るのがいいですね。

 9曲目“Black Night”・・・この曲ではいつもリッチーは破天荒なフレーズを弾くので聞き物。リッチー、ジョン、ロジャー、イアンが掛け合いをしている箇所もあり、和気藹々感がうかがえるライブとなっています。この頃はまだまだ仲が良かったってことですね。

 10曲目“Smoke On The Water”・・・大ヒットしてからは一番最後に来てしまいましたね。イントロがワンフレーズ聞こえた段階で聴衆も大騒ぎで、会場中の大合唱になります。間奏のリッチーのギターソロも原曲をほとんど留めていないフレーズだらけですが、それがまたよいですよ。

 以上、このアルバムは再結成クライマックスのライブを知る上で持ってこいと言えると思います。